トヨの「今日も眠いです」

睡眠時間がとにかく長い猫~トヨ 2017年3月14日、永遠の眠りに就きました

2010年01月

トヨです。
今更ですが、明けましておめでとうございますニャのだ

見返り美猫と呼びニャさい





母ちゃんもオヤジも去年の暮れからニャんだかバタバタしていて、オイラも一緒にニャんだかバタバタしちゃってます。

ホテルライフ?ってやつ?
オイラ、すっかり慣れたぜ。
ていうか、ホテルの方が家より環境いいんじゃねーの?ニャあ、母ちゃん?
ひ、ひ、否定できない…orz
(苦笑)



暖房完備で24時間いつもあったかい部屋の中はカーペット敷きで、家みたいに床が冷たくないから肉球が冷たくならねーし。
スタッフは基本的にオイラのことほっといてくれるから、母ちゃんやオヤジみたいにしつこく触ったり追っかけ回したりしねーし。
わは、わははは…orz




まぁ、でもニャ、母ちゃんやオヤジがホテルに迎えに来た時はやっぱり嬉しいから、にゃあ、って大きな声を出しちゃうけどニャ。
抱っこされると安心するから、激しくグーパーしたり喉をぐるぐる鳴らしちゃうけどニャ。




↓ホテルライフを満喫(?)している1/18のトヨっぺの写真。
撮影byホテルスタッフ


すっとぼけた顔してます
(笑)



年越しどころかクリスマスさえ迎えられないだろうと考えていましたが、母は今も生き続けています。
1日のうち、眠る時間が大半を占めるようになり、時々目を覚ますことがあっても焦点が合っていなかったり、呼びかけに反応しないこともあります。
反応があったとしても、声を出して受け答えをすることはほとんどなくなりました。

ただ、時に、しっかりと焦点が合い、こちらの呼びかけにきちんと頷き、小さくなったとは言えちゃんと声を出して返事をします。
母の中ではきっとしっかりとした部分が残っています。
なかなか声にならないだけで、目が開いている時には周囲の話し声は聞こえているのだろうと思います。




母は亡くなります。
それがいつになるかが誰にもわからないだけです。

なかなか仕事を休めない立場にいる姉は、それでも時間を作っては病室に通っています。
母の死をゆっくりと確実に受け入れた父は、母に毎日声を掛け、返事に喜び、衰えに涙しています。


私は、今は東京に居ます。
母の死を私なりに受け入れています。
私の気持ちが揺らぐことはありません。

しかし、18歳で家を出た私は、その後ずっと親元を離れて暮らしているせいか、母の不在の生活が当たり前のせいか、母が死んでこの世から不在になるということを実は実感していないのかも知れません。




先日、父が不在の実家で数日間過ごしました。
この家に母が戻ってくることはもう無いのだ、と思いました。
リュウ君(両親の飼い犬)の散歩に行き、リュウ君を撫で、リュウ君が生きている母に会うことはもう無いのだと思いました。




12月、病院スタッフのご配慮により、リュウ君との面会を2回も実現出来ました。
母の病室では壁一面にリュウ君や家族や病院スタッフと母との写真を貼っています。
ベッドに横になったままでもよく見えるようにと、天井近くまでA4サイズの何十枚もの写真で賑やかに飾ってあります。


今の母にその写真が見えているのかはわかりませんが、病室に来る人たちが皆さんその写真を話題にしてお喋りをするので、その話し声は聞こえているはずです。
母は賑やかなことが大好きだったから、それらの喋り声は決して安眠妨害ではなく、きっとその会話に参加したくてうずうずしていることだと思います。
実際に、ふと、声を出して参加することもあります。




皆さん、ご心配してくださりありがとうございます。

このページのトップヘ