布団に座る私の膝にトヨがやってきて約3時間。
3.7㎏のトヨは決して重くはない。
どちらかというと小さい方だとは思うが、それでもやはりずっと乗っていられるとずっしりと重く感じてくる。足が痺れお尻も痛くなってくる。
あー眠い、あー眠い
そのずっしり感がいつか失くなる日がやってくるのだなぁー、と思うと寂しいねやっぱり。
普段は全く外に出ないし、ほぼ来客もないので、トヨにとっては私とオヤジだけがトヨの世界における自分以外の生き物であり、状況によって時に親、時に友だち、時に子供、時に召し使い。
トヨに何かしたいことがあって、でも自分で出来ない場合は私かオヤジに呼び掛けたり近寄ってただ見つめきたり、つまり頼るべき生き物は私かオヤジしか居ないから、そうするしかない。
頼り甲斐などちっともないふたりではあるが、トヨはふたりにしか求めることが出来ない訳で、それに応えるのもふたりの役割。
トヨにとってそこに何かしらの感情があるのか、本能として生きるためだけのただの行動に過ぎないのか、本当の本当のところはきっとわからないのだろうと思う。
撮影すんにゃよ、うぜーよ
信頼関係にある犬と人間とでは、人間だけではなく犬の脳内にもリラックス物質が分泌されるという研究結果が出ているらしい。
猫の研究はまだまだ途上のようで、喉のぐるぐるの正確なメカニズムも分かっていないとか。
暖まるために膝に乗っているだけかも知れないが、トヨにとっては幼い頃から続くこの状況に安心感がある。きっとそうだと思う。
布団がふかふかで心地よいにゃー
在宅中はもちろん何度も抱っこするが、外出し帰宅した後はトヨをしばらく抱っこすることが勝手気ままな我が家での唯一の決まりごとになっている。
抱っこされてもおとなしくそのままで、力を抜いて体を任せる。
前足の指を開いて肩にしがみつく。
抱きながら頭やおでこを撫でるとぐるぐると言う。
私やオヤジの体温や匂い、腕や胸の当たり具合、触る手の感触、幼い頃から変わらず繰り返される行動に安堵している。そう感じる。
猫のぐるぐるは人間に良い影響をもたらすという研究結果は出ているようだか、ぐるぐるなど鳴らなくてもこちらは常に心地よくさせてもらっている。
その存在がいつか失くなったとしてもそれはずっと続く。
数値で表さずとも、猫と暮らす人は皆わかっている。既に知っている。
寒いんだよ、上から毛布かけろや
研究されることで猫にストレスがかかり正しく研究が進まないのだとするならば、あらゆる理論全てを証明できなくとも構わない。愛してくれる人間の側で暮らす猫の脳内には良い物質が分泌されている。
猫を知る人間は皆、知っている。
人間側の思い込みかもしれないから思い込み過ぎないようにしなくてはいけないこともわかっている。
今、私の膝をベッド代わりにしてくつろいでいるトヨは、私に安心し私に甘え私のことを好いている。
九分九厘は寒いからくっつきたいという単なる行動かも知れないが、残り一厘に感情があるならそれで充分私達は満ち足りている。
腹へった。昼めしくれよ。
つーか、鼻先に毛が一本くっついてるよ、トヨさん。
鼻息でピロピロしてます。
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☆もうひとつのトヨの『今日も眠いです』
3.7㎏のトヨは決して重くはない。
どちらかというと小さい方だとは思うが、それでもやはりずっと乗っていられるとずっしりと重く感じてくる。足が痺れお尻も痛くなってくる。
あー眠い、あー眠い
そのずっしり感がいつか失くなる日がやってくるのだなぁー、と思うと寂しいねやっぱり。
普段は全く外に出ないし、ほぼ来客もないので、トヨにとっては私とオヤジだけがトヨの世界における自分以外の生き物であり、状況によって時に親、時に友だち、時に子供、時に召し使い。
トヨに何かしたいことがあって、でも自分で出来ない場合は私かオヤジに呼び掛けたり近寄ってただ見つめきたり、つまり頼るべき生き物は私かオヤジしか居ないから、そうするしかない。
頼り甲斐などちっともないふたりではあるが、トヨはふたりにしか求めることが出来ない訳で、それに応えるのもふたりの役割。
トヨにとってそこに何かしらの感情があるのか、本能として生きるためだけのただの行動に過ぎないのか、本当の本当のところはきっとわからないのだろうと思う。
撮影すんにゃよ、うぜーよ
信頼関係にある犬と人間とでは、人間だけではなく犬の脳内にもリラックス物質が分泌されるという研究結果が出ているらしい。
猫の研究はまだまだ途上のようで、喉のぐるぐるの正確なメカニズムも分かっていないとか。
暖まるために膝に乗っているだけかも知れないが、トヨにとっては幼い頃から続くこの状況に安心感がある。きっとそうだと思う。
布団がふかふかで心地よいにゃー
在宅中はもちろん何度も抱っこするが、外出し帰宅した後はトヨをしばらく抱っこすることが勝手気ままな我が家での唯一の決まりごとになっている。
抱っこされてもおとなしくそのままで、力を抜いて体を任せる。
前足の指を開いて肩にしがみつく。
抱きながら頭やおでこを撫でるとぐるぐると言う。
私やオヤジの体温や匂い、腕や胸の当たり具合、触る手の感触、幼い頃から変わらず繰り返される行動に安堵している。そう感じる。
猫のぐるぐるは人間に良い影響をもたらすという研究結果は出ているようだか、ぐるぐるなど鳴らなくてもこちらは常に心地よくさせてもらっている。
その存在がいつか失くなったとしてもそれはずっと続く。
数値で表さずとも、猫と暮らす人は皆わかっている。既に知っている。
寒いんだよ、上から毛布かけろや
研究されることで猫にストレスがかかり正しく研究が進まないのだとするならば、あらゆる理論全てを証明できなくとも構わない。愛してくれる人間の側で暮らす猫の脳内には良い物質が分泌されている。
猫を知る人間は皆、知っている。
人間側の思い込みかもしれないから思い込み過ぎないようにしなくてはいけないこともわかっている。
今、私の膝をベッド代わりにしてくつろいでいるトヨは、私に安心し私に甘え私のことを好いている。
九分九厘は寒いからくっつきたいという単なる行動かも知れないが、残り一厘に感情があるならそれで充分私達は満ち足りている。
腹へった。昼めしくれよ。
つーか、鼻先に毛が一本くっついてるよ、トヨさん。
鼻息でピロピロしてます。
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