トヨの「今日も眠いです」

睡眠時間がとにかく長い猫~トヨ 2017年3月14日、永遠の眠りに就きました

2016年05月

行ってきました、定期検査。
血液検査、T4(甲状腺機能亢進症)、心臓エコー、の三つ巴。











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行かねーぞ、こら












いや、行きますよ。
しかも今回は1泊しますよ、病院に。






実は今、マンション全体の排水管更生工事というものを行っております。
配管総取り替え程の大規模工事ではないけれど、それでもかなり大掛かりな工事です。
それに伴い断水もあったりしますが、入室工事も予定されており、入室はほぼ1日中。
工事の人の出入りや、大きな音も鳴るため、ビビりのトヨには耐えられないだろうということで、入室工事の日に合わせて前日からトヨは病院に預けることに決めました。
病院も嫌いだから、どっちにしてもトヨにとっては地獄ですが(笑)

で、今月は定期検査の予定もあったため、ついでに検査もお願いしました。
うん、トヨには更なる地獄です。














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病院、行きませんから












いや、行きますから。



そして、ついにその日がやってきました。
5月18日18:30、いそいそと準備をする私の気配に何かしらいつもと違う空気を感じたのか、こっちを見もせずスーっとと駆け抜けようとしたトヨを何の問題もなく確保。
か、か、簡単過ぎるよ、トヨさん。
ちょいと拍子抜けではありましたが、おとなしくなったトヨさんをバッグに入れ、病院へ。




平日の夕方に病院行くことなどないため、待合室の混雑にさっそくバッグの中で固まるトヨさん。
しかもやたらと犬ばかり。
ただ預けるだけのつもりでおりましたが、検査も兼ねていたので、先生の問診を受けるためにしばらく待たされました。
で、普段なら診察台に乗せてしばらくしてからシャーシャーギャンギャン叫び始めるトヨさんですが、待合室の段階で既に唸り始めておられました。






先生に呼ばれて診察室へ。
予約時の話の行き違いもあったらしく、私としては翌19日に検査のつもりで、病院としては18日の内に採血のつもりだったようです。
お昼にごはんを与えていたこともあり、また、トヨさんがかなり張り切って唸っていらっしゃるためバッグから出すこともままならず、うん、明日にしましょう、と先生即決。
ドナドナよろしくバッグを肩に奥へと行く先生の背中を見送り私も診察室を後にしました。



宿泊(ホテル)のための承諾書を記入し、そういえば診察券すら出していなかったことを思い出したのでそれも一緒に今さら提出。
別に診察券無くてもカルテ出てたけど(笑)


もーしーもー、大丈夫そうだったら撫でてあげてください。ほんとは抱っこ大好きな甘えっこなんです。ここに来ると人格(猫格)が変わっちゃうんです。
と、看護士さんにお願いしときました。
了解です!任せてください!
と笑顔で頼もしいことを言ってくれました。













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恨みます











恨まれました(笑)








そして、翌日。
5月19日18:30、お迎えに。
T4検査は外注なので、それ以外の結果を聞き、いよいよトヨとご対面。


ちなみに、18日は晩ごはん全然食べなかったらしいです。
19日朝の内に検査したかったらしいけど、忙しさとトヨの状態から出来ず、お昼頃に検査することに。必然的に朝ごはん抜き。
で、その後もまったくごはん食べていないということで、つまり、24時間絶食状態になっておりました。
ごめんねー、トヨちゃん。


検査結果は概ね良好。
特に問題なし。
T4結果はたぶん今の時点(5/21)で出てると思われます。数値的に異常がある時には電話すると言われていたけど連絡無いので、恐らく問題なしでしょう。
改めて結果だけ聞きに近々行ってきます。







帰宅すると、すぐに、ごはんパクパク。
すげーお腹空いてたようです(笑)
落ち着きなくうろうろ歩き回り、ごはんパクパク。また歩き回りパクパク。
歩き回って、近寄ってクンクン。
横になって、また起きて、歩き回って、ごはんパクパク。
それをずっと繰り返していました。
疲れたよねー、トヨさん。














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マジ疲れた、にゃあー










お疲れ様でした。













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あ、ごはん食べなきゃ











トヨを引き取る前、「さぁこれからトヨちゃんを出しますけど怒るかなぁー、大丈夫かなぁー、もしも難しそうだったら手伝ってもらうかも」と先生から。
でも、それは取り越し苦労だったみたいで、ちゃんとバッグに入ったトヨを昨日と同じ看護士さんが連れてきてくれました。
しかも、「トヨちゃん、預かってる間、撫でさせてくれましたよ」と看護士さん。

うん、トヨさん的には先生だけはどうしても好きになれないようです。猫好きな先生なのに、かなり嫌われてしまったようです。
ごめんなさーい(笑)










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平成13年3月1日(推定)生まれのリュウ君。
早見表によると、76歳だそうです。
おじいちゃんになりました。











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亡くなった母はもともと豆芝とかコーギーとかトイプーとか、そういうコロンコロンとした可愛いわんこを探していたそうです。
そんなある日、近所の農家で飼われていた犬が子供を数匹産んだとの情報があり、すぐに貰ってきたのがリュウ君です。
当初思い描いていたタイプとは全く違っていたけれど、賢くて優しくてちょっと気の弱いでも日本語を喋る(笑)立派なわんこに育ちました。
さっさと家を出た娘ふたりなんかより何百万倍も可愛いと母が堂々と言っていたのも頷けます。









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4年ぶりにリュウ君に会ってきました。
4年も実家に戻っていなかったという私の親不孝っぷりにも驚きですが、父や姉がちょこちょこと上京していたこともあり、そんなに帰っていなかったという意識もなかったのよ……。









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リュウ君、歳取りました。
耳が少し遠くなってます。
足腰が弱ってます。


でも、私をくりくりの瞳で見上げてきたり、すたすたと近寄ってきたりします。何より家に着いた時にしっぽ振って擦り寄ってきたので、記憶は確かなようです。



あんまり張り切って遊ぼうとしませんが、ごはんくれー、とか、部屋に入れろー、とか、相変わらず可愛い顔をします。
庭からリビングへの踏み台にジャンプ出来なくなっていたので、和室の濡れ縁の低い方の縁台を勝手に移動させました。
これでリビングへも入ってこれるようになりました!!











帰郷前、リュウ君の体調が悪いとの報告を父から受けていました。
5日間連続で点滴治療を受けていたそうです。
それにより全く無くなっていた食欲も戻り、嘔吐もなくなり、すたすたと歩けるようになっていたそうです。


久しぶりに会ったリュウ君は今までの元気な様子とは違っていましたが、ごはんをちゃんと食べていてソファーに座る私の横に寝そべる姿はこれまでと変わりません。








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ごはんの器の横に薬袋を見つけました。
7日分の錠剤が処方されていました。
よく見ると、1回分しか無くなっていません。薬袋に書かれてある日付と計算が合わないため、父に訊ねてみました。
失念していたようです。


病院に電話し状況を説明したところ、事情を把握してくださり、その晩から再度投薬やり直すために薬を詰め直すことを快く引き受けてくださいました。診療時間外だったのにもかかわらず嫌な顔ひとつせず対応してくださいました。
少し多目に買って帰ったお土産の菓子折のひとつを持参いたしました。
かえって恐縮しちゃいますよ、と笑っておられました。









突然の眼振と嘔吐とふらつき、大好きなごはんを全然食べなくなったリュウ君を目の当たりにし、動揺があり、父は先生や看護師さんからの説明が頭に入っていなかったのでしょう。
点滴で調子が良くなったことで安堵し、ごはんに混ぜて与えるためにわざわざ器の横に置いていた薬のことを忘れてしまったのでしょう。
こういうことはあり得ることです。
と、先生も仰ってました。
父もリュウ君と同じく歳をとりました。
物忘れ、というよりも、自分の普段の行動パターンと違うことが起きるとなかなか覚えられないのでしょう。








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父から聞いていた話を元に「犬 眼振 嘔吐」で検索。実家でもねっちょり発揮なのです!(笑)

更に、先生からも話をお聞きしました。
恐らく、脳疾患(特発性前庭疾患=老犬に突然起こる平衡感覚異常の病気)かな。
原因は不明、投薬で症状は緩和される、再発の恐れがない訳ではない、といった感じです。
内耳疾患(メニエールみたいな)も考えられるようですが、最初に診察を受けてから脳疾患への対応で体調が戻っていたように見受けられていたため、ステロイド剤投与で様子見です。







リュウ君、辛かったね。
頭がぐらんぐらんして、風景も歪んで見えていただろうね、胃もむかむかして、気持ち悪かったよね。
点滴、頑張ったね。
偉いね、本当にいいこだね。
ごはん食べて、寝て、歩いて、これからもゆっくりとのんびりと過ごせるといいね。









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こちらへ戻って来た日、リュウ君はまたごはんを食べなかったらしいです。
父はすぐに病院へ連絡し、再度点滴。
その後はまたごはん食べるようになった、とのこと。










リュウ君に、今度いつ会えるか分かりません。
まだまだゆっくりと生きるかも知れないし、先はそう長くないかも知れません。
近くに住んでるなら出来る限りのケアをしてあげたいけど、することの出来ない私がその事を口にするのはエゴにも感じます。



父とリュウ君の関係があり、今までの生活や今の生活があります。
リュウ君を大切に思っている父が、失敗しながらも、父なりのお世話をすることを遠くから見守ろうと思います。












リュウ君、ありがとう。
本当に本当にありがとう。
母を、父を、楽しませてくれて、慰めてくれて、ありがとう。
時々しか帰らない姉や私を覚えてくれて、好きでいてくれて、遊んでくれて、ありがとう。








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母が撮影した、子供時代のリュウ君です。







☆もうひとつのトヨの『今日も眠いです』


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